solution

現場経験とデジタル技術を融合したDXソリューション

川崎地質では、AI、クラウド、画像解析、リモートセンシングなどのデジタル技術を活用し、地盤・構造物・インフラの調査、解析、維持管理の高度化に取り組んでいます。豊富な現場経験と先進技術を融合させることで、業務の効率化、品質向上、安全性向上を実現し、社会インフラの持続的な維持管理を支援します。

DX/情報技術の特長

広域・高精度なモニタリング

衛星観測や各種センサを活用し、従来は把握が難しかった広範囲の変位や異常を面的に把握します。維持管理の高度化に貢献します。

出典:European Space Agency (ESA)(CC BY-SA 3.0 IGO)

AI・データ活用による効率化

膨大な計測データや画像データをAIが解析し、異常箇所の抽出や判読支援を行います。作業時間の短縮と生産性向上を実現します。

※この画像は生成AIで作成しています。

三次元モデルによる地形・地盤・構造物の可視化

3次元モデルを活用し、地形や地盤、構造物に関する情報を直感的に可視化する技術です。関係者間での情報共有や設計検討を効率化し、合意形成や業務の高度化を支援します。

干渉SAR解析による広域インフラ変位の見える化

人工衛星データを活用し、広域インフラの地盤変位を面的かつ時系列で把握する技術です。

河川堤防や道路盛土などの土木構造物では、地盤沈下や変位の継続的な把握が維持管理上の重要な課題となります。一方で、広範囲にわたる構造物の全域に観測点を設置し、継続的な測量を行うことは容易ではありません。当社では、人工衛星に搭載された合成開口レーダー(SAR)の観測データを利用した「干渉SAR解析」を活用し、地表面変位を面的かつ時系列で評価しています。本技術により、観測点を設置していない場所を含めた広域的な変位状況の把握が可能となり、従来の測量や動態観測を補完する手法として活用できます。

差分干渉SAR解析の例

広域を面的に把握

人工衛星を利用することで、広範囲の地表面変位を面的に把握できます。現地調査や観測点だけでは把握が難しい箇所も含めて評価でき、効率的な変状把握に活用できます。

干渉SAR解析を用いた地盤変状範囲の抽出

時系列で変化を追跡

同一地点を継続的に観測することで、地盤沈下や斜面変動の推移を時系列で評価できます。変状の進行状況や将来的なリスクの把握に活用されます。

時系列変位の追跡例

現地調査や観測を補完

干渉SARは単独で利用するだけでなく、水準測量や動態観測、現地踏査などと組み合わせることで効果を発揮します。観測点がない箇所の状況把握や災害時の被害把握を支援します。

干渉SAR解析の概念図
出典:国土地理院ウェブサイト「干渉SARの基本」

AIを活用した地中レーダデータの解析支援システム「LARA」

地中レーダ探査データから空洞の疑いがある異常信号をAIで自動抽出する技術です。

地中レーダ探査は、道路下や構造物背面などの空洞調査に用いられる物理探査技術で、短時間に多くのデータを取得できる一方、取得後の解析には専門技術者による慎重な判読が必要です。
当社では、ディープラーニングを活用し、地中レーダ探査データから空洞の疑いがある異常信号を自動抽出するAIシステムを開発しました。取得データの画像化、明瞭化、異常信号検出、空洞識別を一連の流れで処理し、技術者による最終判断を支援します。解析効率の向上、品質確保、陥没の可能性がある空洞懸念箇所の迅速な報告、活用領域の拡大に貢献する技術です。

解析支援システム「LARA」のイメージ図
※この画像は生成AIで作成しています。

AIによる異常信号の自動検出

地中レーダ探査で取得される大量のデータをAIが自動解析し、空洞や埋設物などの異常信号を抽出します。技術者による解析を支援し、見落とし防止と品質向上に貢献します。

AIによる異常信号の自動抽出

深層学習による高精度な判定

畳み込みニューラルネットワーク(CNN)を用いた深層学習により、異常信号の特徴を学習しています。異常信号の検出と空洞判定を段階的に行うことで、検出精度の向上と誤検出の抑制を図っています。

深層学習を活用した判定技術

AIと技術者の連携による迅速な成果提供

実業務では、現場からクラウドに送信したデータをAIが即座に解析し、空洞の疑いがある箇所を迅速に抽出します。経験者が最終評価することで品質を確保しつつ、解析結果をスピーディにご提供します。

クラウド連携による解析効率化

三次元モデルによる地形・地盤・構造物の可視化

3次元モデルを活用し、地形や地盤、構造物に関する情報を直感的に可視化する技術です。関係者間での情報共有や設計検討を効率化し、合意形成や業務の高度化を支援します。

インフラ整備では、地形や地盤、構造物に関する多様な情報を正確に把握し、関係者間で共有することが重要です。当社では、BIM/CIMなどのデジタル技術を活用し、地形・地盤・構造物の情報を統合した3次元モデルを構築しています。三次元空間上で地盤条件や施工条件を可視化することで、認識共有や合意形成を円滑に行うとともに、変形挙動や沈下傾向、施工時の影響を把握し、安全かつ合理的なインフラ整備を支援しています。

三次元モデルによる道路設計

地盤・構造物を立体的に可視化

地形データや地盤調査結果、設計情報を統合した3次元モデルにより、地盤や構造物の状況を直感的に把握できます。複雑な地形や地下構造の理解を支援し、設計や施工計画の高度化に貢献するとともに、また、発注者や関係機関との情報共有の円滑化に寄与します。

道路構造物と地盤改良の統合モデル

解析結果と連携した高度な検討

三次元地盤モデルや各種解析結果と組み合わせることで、地盤の変形や沈下傾向、施工時の影響を可視化できます。地盤リスクの把握や合理的な対策検討に活用されています。

三次元モデルを用いた沈下解析

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