solution

地盤変動の可視化から将来予測を実現するモニタリング技術

地下空洞や軟弱地盤、斜面など多様な地盤リスクに対し、長期観測と各種計測・解析技術を組み合わせた地盤モニタリングを提供します。観測データの一元管理とリアルタイム監視によって、地盤変動の把握から将来リスクの予測、維持管理までを総合的に検討します。

モニタリング技術の特長

長期・多面的な地盤モニタリング

地下空洞や軟弱地盤、斜面を対象に様々な地盤変位等を長期に観測し、各種データを統合することで、地盤挙動を多面的かつ継続的に高精度で把握します。

高精度なリスク予測・評価

陥没や地表変位が予測される地域では、振動観測や水圧・変位計測などの多様な計測機器の設置と計測、解析技術を組み合わせることで、将来の地盤変動リスクを高精度かつ定量的に予測・評価します。

観測データ一元管理とリアルタイム監視

観測データをクラウド上で一元管理し、リアルタイム監視可能な情報として可視化を行います。管理者との情報共有や、対応策決定に寄与する情報提供を迅速に行います。

地下空洞における安定性モニタリング

地下空洞の挙動を長期的に計測し、安定性の把握と将来の地盤変状リスク評価に活用しています。

地下空洞に起因する陥没等の地盤変状リスクを対象として、地震計による振動観測などの現地計測データを一括管理する監視システムを構築します。さらに地層構成や地盤強度、地下水位分布等の地盤データを踏まえた解析により、総合的に地盤変動の有無及び将来予測を行い、地域の安全に寄与します。

地下採石場跡地の陥没

地盤変動の監視に用いる地震計

3成分の振動を観測し、地下空洞や周辺地盤の状態評価を行います。地下空洞や周辺地盤の状態は、振動の観測結果、地盤構造、地震動などの外力条件を総合的に検討し評価します。

地震計

ネットワークシステムの構築

地震計で取得した振動波形データを監視システムへ自動送信するネットワークシステムです。観測データを一括管理し、常時観測体制の構築や遠隔地からの状況把握に活用します。

中継ユニット

地下空洞の不安定化に伴う振動波形および岩盤挙動の解析

地下空洞周辺で計測した微小振動の波形解析によって波形パターンを取得し、岩盤亀裂の進展や天盤岩片の剥離・落下などの変状形態を区分・評価します。また、複数箇所の振動データを分析することで、落盤等の変状箇所の特定を行います。

振動波形
波形パターンの例)波形A:岩盤亀裂の進展,波形B:天盤岩片の剥離・落下

軟弱地盤における沈下・変形挙動の継続観測

沈下や変形が進行する軟弱地盤を対象として、長期的な動態観測を実施し、地盤挙動の把握と将来予測への活用を図っています。

沖積低地などの軟弱地盤では、圧密沈下や地盤変形が長期にわたり進行することがあります。当社は、沈下板や間隙水圧計、層別沈下計などを用いた地盤変動観測を実施し、沈下量や変形速度を定量的に把握しています。観測結果を基に、将来予測や対策効果の検証を行い、盛土・道路・構造物の計画や維持管理に必要な技術資料を提供しています。

軟弱地盤における沈下計測状況

地表面沈下計による沈下計測

盛土荷重による軟弱地盤の地表面沈下量を測定し、軟弱地盤の沈下状況を把握します。沈下の急増や収束状況を把握することで、盛土の安全な施工を図るとともに最終沈下量の予測を行います。

沈下板の計測状況

地盤の間隙水圧計測

粘性土地盤内に間隙水圧計を設置し、盛土に伴い発生する過剰間隙水圧の消散状況を把握することで、圧密沈下の収束状況を判定することができます。極めて軟弱な地盤では、安定管理(すべり破壊の防止)にも有効です。

間隙水圧計

層別沈下計による各地層別の沈下計測

ボーリング孔を利用して地中にセンサーを設置し、地層別の沈下量や沈下時間を把握することで、圧密沈下の影響深度や長期沈下の把握を適切に行うことができます。

層別沈下計の計測状況

斜面変状を捉える動態モニタリング

斜面変状をリアルタイムで把握し、災害リスクの兆候を早期に可視化する動態モニタリングにより、土砂災害から人命を守ります。

斜面では、降雨や地下水位の変動などを要因として、目視では確認が困難な微小な変位が進行することがあります。
当社では、伸縮計や傾斜計などの各種計測機器を用いた斜面動態観測機器を現地に設置し、斜面の変位発生状況やその進行性を監視・モニタリングします。
これらの観測データは、斜面安定性の評価をはじめ、警戒体制の検討や対策工の効果確認などに活用されています。

斜面変動観測機器(警報機付き)

WEB観測システム

各種計測機器のデータをクラウドに集約し、Web上で一元管理・閲覧できるシステムです。伸縮計や傾斜計などの観測データを継続的に蓄積し、斜面の継続的な監視や維持管理に活用します。

WEB観測システム(送信ユニット)

伸縮計

斜面に設置した基準点間の伸縮量を計測し、地表面の微小な変位を把握します。目視では確認が難しい変状の進行状況を継続的に監視し、変状の発生状況や進行状況の把握に活用します。

地盤伸縮計

傾斜計

ボーリング孔に設置したパイプの傾斜を測定することで、地すべりなどによる地盤内部の変位や滑動の有無を監視します。観測結果を継続的に評価し、斜面の安定性把握に活用します。

傾斜計

GNSSによる位置情報計測

GNSSから取得した位置情報を用いて、観測点の変位を高精度に計測します。斜面全体の移動状況を継続的に把握し、変状監視や長期的な動態観測に活用します。

GNSS観測装置設置

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