企業情報

代表者の挨拶

顧客と現場に、真摯に寄り添う「アースドクター」として

パイオニア精神で磨き上げた「独自の技術力」
私たちは、地質・地盤に係る問題解決を図るため、1943年の創業以来、社会の要請に応じて、物理探査技術や現場計測技術をはじめとする様々な地質調査技術の開発・適用に携わってきました。そこで求められるよりハイレベルな技術とサービスの実現に、一人ひとりの技術者がパイオニア精神を持って意欲的に取り組んでいます。その成果の一例を紹介します。

  • 音波探査:精度の高い海底地形情報を提供し、大陸棚画定事業へ貢献
  • 水上バイク:浅瀬域用に開発した水底探査手法で、津波被害を受けた港湾の海底地形を精査し、震災復興を支援
  • チャープ式レーダ探査:従来方式よりも深部までを対象にした空洞探査
  • SAAM式リフトオフ試験:試験機の小型・軽量化により、アンカー法面の劣化を面的に診断
  • 孔内局部載荷試験:簡易な原位置試験機により、コンクリート構造物の劣化をセンチメートルオーダーで正確に診断

こうした技術の研鑽を積み重ね、地表・地中・河川・海洋を問わず、多様かつ専門的な人・技術・機器をもって、土木・建築、防災・減災、海洋・資源・エネルギー、メンテナンスなどの多方面で実績を構築してきました。医者のように真摯にお客様に寄り添いながら、地球を診る「アースドクター」として信頼をいただいています。

お客様の求める解決策を提案する「現場主義のトータルな対応力」
アースドクターとして、お客様が抱える地質・地盤などに係る様々な問題に適切な解決策を提案できるコンサルティングを行うには、当社が得意とする調査から先の技術・対応力も高めていかなければなりません。調査より得た地盤モデルを二次元・三次元で整理し、高度な解析・シミュレーションを適用することで、影響評価・未来予測までをトータルに行えてこそ、お客様が求める課題に必要な精度と適切なコストを確保したソリューションを提供できます。
そのためにも、私たちは「現場主義」を徹底しています。お客様が求める課題解決の鍵は、現場にあります。災害現場などはその典型です。実際に現場に赴き、そこで起きている現象を近くから、また遠くから様々な角度で観察・分析してこそ、「何が起きているのか」を明らかにできます。また、地質・地盤は、コンクリートなどの人工物とは異なりきわめて不均質のため、いくら精緻に調査してもその全容を知るには限界があります。そこで、過去の事例や現場の状況から設計・施工に及ぼす影響を「地質リスク」という形で取扱い、その情報を後々まで引き継ぎリスクマネジメントとして役立てられるように整理と評価を行っています。これは私たちだからこそできる社会貢献の一つだと信じています。

今後も「技術のパイオニア」「現場主義」の2つのスタンスをしっかりと固めながら、顧客が求める様々な分野で、信頼の置ける地質・地盤に係るコンサルティング・エンジニアのエキスパート集団として、人間社会と自然環境の共生、国民が安全で安心できる社会づくりに広く貢献していきたいと考えています。

代表取締役社長
栃本 泰浩

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