大学で専攻していた地球科学を活かせる技術職に就きたいと考え、川崎地質を選びました。
面接は、最初がグループ面接で次が個人面接でした。8人の面接官の前で、自分の意見をきちんと話せるだろうかと凄く緊張していたのですが、総務の方に「大丈夫ですよ」とやさしく声をかけていただけて、ホッとした記憶があります。でも面接でなにを質問され、どう話したか細かいところまでは覚えていません(笑)。やっぱり緊張していたんですね。面接を受けた時の雰囲気がとても落ち着いていて「この会社なら頑張れるかも」と自信も湧いてきました。
実際、入社してあたたかい職場だと実感。技術職に限らないと思いますが、当社は個人ではなくチームで仕事を進めますから、若手も伸び伸びと発言できるコミュニケーションを取りやすい空気にしてくれています。私は、理学部で工学部系ではないため、最初は戸惑うこともいっぱいありましたが、わからないことがあれば、気軽に質問できますので、みなさんも安心だと思いますよ。
私は地盤部に所属し、道路や下水道、また校舎をはじめ建築物のボーリング調査などを担当しています。ボーリングというと重いパイプなどを運ぶイメージがあるかもしれませんが、現場管理者なのでコア箱や試験機材の運搬と、現場作業員に比べれば大変な力仕事ではないと思います。女性が現場で働いている姿を見かけると、近隣の方も安心するみたいで、この仕事は女性に有利なのかもしれません。すでに先輩たちが、女性技術者として働きやすい環境を築いてくださっているので、後に続く私たちは楽だと思いますよ。
調査していた時は一面田んぼだった所が、後で航空写真を見ると「こんなに大きな工場が完成している!」と感動することも。自分の技術を活かして社会に貢献できていることを実感できる、うれしい瞬間です。いまは街中での調査が多いですが、もっとタフな現場も担当したい。大学では山中で岩石調査を専門に学んでいたので、山に入って行ける仕事も担当できたらと思っています。
当社には「私は地質、僕は土質」と自分の得意分野を持つ先輩たちがいます。入社して5年間は、基本的な業務の流れをこなせるように一通り担当させてもらえますから、その中で自分の適正をつかみ技術を高め、自信を持っていろいろな調査を任せてもらえるようになりたいと思っています。
そのための目標の一つが「技術士」の資格取得です。先輩に出題傾向を聞き、自宅で時間をつくっては過去問題を解いて勉強をしています。当社は、どんなことでも前向きに挑戦する社員を積極的に後押ししてくれる会社です。北海道で若手技術者たちの研究発表会が開かれると聞き、北海道は行ったことがなかったので、ぜひ参加したいと申し出た時も、快く応援していただけました。
どんなに心地よい職場環境でも、仕事をはじめれば悩みは出ます。以前は女性の先輩が部署内にいて、いろいろアドバイスをいただきました。部署は変わりましたが、女性同士のネットワークはいまも健在です。まだ未熟な私ですが、みなさんが悩んだ時は、いつでも相談に乗りますからね。
09:00 | 9時の始業前にはデスクへ「現場作業前」のデスクワークは、計画書やそれに伴う図表や書類の作成。また申請書類の作成です。 |
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12:00 | ランチは社内で、時にはお弁当を持参 |
13:00 | 不明点はしっかり上司に相談「現場作業終了後」の場合はデータの取り纏め、報告書の作成に内容が変わります。 |
18:30 ~ 19:00 | 退社 |
08:00 | 多くの現場が8時より作業を開始現場管理者として先輩とチームを組み、立会、調整、工程・安全管理、試料チェックなどを行います。 |
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17:00 | 現場から会社へほとんどの現場は17時に終ります。 その後、会社に戻り作業報告、明日の準備をして1日が終了です。 |
18:00 | 退社 |
いま一番の趣味は、自転車です。普通のママチャリですが、美味しい物を食べに一人でのんびり出かけます。結構楽しくて、先日は山手線を7時間かけて一周しました。千葉にも出かけましたが、福岡出身なので、東京と千葉の境目、浦安の県境に立った時はちょっと感激しましたよ。
私たちの部署には、羽田空港での深夜作業の滑走路点検、海上に建設する風力発電の調査など、タフな現場もあります。西さんは「女性だからと気を使わないでほしい」とバイタリティにあふれています。負けず嫌いな一面と、チームワークを大切にしながら周りへ配慮して頑張る姿を頼もしく見ています。
北海道で行われた研究発表会では、納得できる発表ができなかったので、もう一度リベンジしたいとも話していますし、チャレンジ精神が旺盛で、これからますます楽しみですね。