地質調査

ラバル型大口径サンプラー

地盤の液状化強度を検討する際には,品質の高い砂の乱さない試料が必要です。この目的を果たす方法としては凍結サンプリングが最良ですが,大がかりな設備が必要なためサンプリング価格が高いという難点があり,面積の大きな区域を調査するためには,低価格な非凍結工法によるサンプリング方法の普及が望まれています。
川崎地質が他社と共同開発したラバル型大口径サンプラ-は,追い切りを行う方式のため,引き抜き時のサクション(吸引力)の発生がありません。
砂質土においても良質な試料の採取が可能で,十分な精度で液状化試験を実施することができます。

ラバル型大口径サンプラー

高速サウンディング

従来の動的円錐貫入試験機は、地盤強度を連続的に測定できるため広く利用されてきました。しかし、ハンマーの重さと落下高さの規定により、調査できる地盤の硬さや調査深度に限界がありました。特にコンクリート塊や巨礫等の塊状障害物を多含する地盤では貫入不能になる場合があり有効な結果が得られませんでした。このような問題を解決するために強力な貫入能力を持つ『高速サウンディング[HiSS]』を開発しました。

高速サウンディング

土の動的特性評価試験

土の繰返し非排水三軸試験は,土の液状化強度を調べる代表的な試験法です。乱さない状態で地盤から採取した土質試料に対して,繰返し荷重を加えることによって土の液状化強度を判定し,地震時における地盤の液状化挙動を予測します。川崎地質では,1977年に繰返し三軸試験機を導入して以来24年に及ぶ土の繰返し非排水三軸試験に関する実績を積み重ね,地盤の液状化に関する豊富な知識と経験を保有しております。
なお,この試験は繰返しねじりせん断試験と同様に,土の非線形特性を調べる目的にも使用することができます。

土の動的特性評価試験

定ひずみ速度圧密試験

土の圧密特性を把握するためには,従来から標準圧密試験が多く実施されてきました。しかし,この試験方法では試験期間が10日以上と長いために,調査期間の全体に与える影響は小さくありません。例えば,ひずみ速度を0.02%/min.とすると約1日間で試験は完了します。また,標準圧密試験では圧密荷重が段階的に載荷されるために超軟弱粘土洪積粘土や砂質粘土などに対しては適切な圧密降伏応力を求めることが難しく,特に洪積粘土では,圧密荷重の載荷幅が大きくなりすぎることが多いために,少ない載荷点でのデータから,試験者の経験と勘に頼って圧密降伏応力(pc)を求めているのが現状です。川崎地質が導入している定ひずみ速度圧密試験(JGS T412-1993)では,このような問題点を解消することができます。

定ひずみ速度圧密試験

孔内ベクトル磁力計

孔内ベクトル磁力計は2個の3軸磁力センサーを内蔵しており、鉄製地下埋設物等により磁気異常の「大きさ」と「方向」(=磁気異常ベクトル)を検出できます。
ちょうど理科で習った棒磁石の周りにできる砂鉄の並び方を調べるのと同じです。従来の方法では磁気異常の大きさだけを検出していたので鉄粉の並び方が分からなかったのですが、この方法では砂鉄の並び方がわかるので、棒磁石がどこにあるか推測できます。

孔内ベクトル磁力計